【手書きメモもPCも不要】Langogo Mini 会議や音声の録音と文字起こしをスマートに

学校の授業や仕事の中で会議、インタビューなどメモをとる機会があると思います。

手書きのメモをとるのが手っ取り早いですが、要点だけの場合が多いため、後で見直したときにどのような文脈での発言だったのかが分からなくなってしまうこともあります。

ノートパソコンで入力する場合も多いと思いますが、発言を聞きながらタイピングするのは集中力が必要で大変ですよね。

また、ICレコーダーで録音する場合は会議時間が長いほど発言内容を追うのが困難で、文字起こししたり、要点をまとめたりするのはかなり時間もかかるため効率的とはいえません。

そういった場合でも、Langogo Miniランゴーゴー ミニ で録音しておけば自動で文字起こしをしてくれるので、発言を整理するときに何度も何度も聞き直す必要がなくなります。

Langogo Mini はスマートフォンに取り付けるタイプの高性能マイクで、Notta アプリをあわせて使うことで文字起こしをスマートに行うことができます。

クラウドファンディングサイト「Makuakeマクアケ」で 3/18 から 5/17 まで 応援購入することができるのでチェックしてみましょう。

記事投稿にあたり製品を提供していただいていますが、率直なレビューをしています。

Langogo Mini の特徴

スマホのマイクと比べて離れた場所、最大9m の音でも人の声をはっきり拾い、騒音を低減できます。

また、指向性マイクのためマイクを正面に集中させることで拾いたい音声と雑音を分離し、環境ノイズやマイクの干渉音の低減します。

Langogo Miniは Lightning 端子接続の iPhone用と、USB Type-C 端子接続の Android 用の2つがあります。お使いのスマートフォンに合わせて購入しましょう。

Langogo Mini をスマホへ取り付け

ユーザーマニュアル

日本語もあります

しっかりとしたマイクが両端に搭載されています。指向性マイクなので声のする方へこのマイクを向けることでクリアに録音することが出来ます。

本体のスマホ側。これはiPhone用なので、Lightning 端子です。

Langogo Mini 本体の重さは約24g。横幅はスマホとほぼ同じくらいです。

付属のスポンジウインドスクリーンをつけてみます。つけなくても問題ないですが息を吐くときのポップノイズを軽減することができますよ。

スマホの充電部分にLangogo Miniを接続します。上下の向きはどちらでも大丈夫でした。

使用しているのは iPhone SE2 です。幅もちょうどよくまさにぴったりはまりました。

横から見るとこんな感じです。スマホで使いやすいサイズだと思います。

Langogo Mini アプリを使ってみる

今回は、iPhone で使うため、Lightning 端子接続の Langogo Mini を利用していきます。

Langogo Mini は録音するためのマイクなので、録音・文字起こしするためのスマホアプリ「Nottaノッタ」をインストールする必要があります。

notta.ai にアクセスすることで、Mac、Windows からも閲覧、編集が可能です。

Notta は無料でも利用できますが、プラス会員、プレミアム会員になることで文字起こしの時間やクラウドの容量増などさまざまな機能が使えるようになります。長時間録音が必要な場合には上位プランを検討してみましょう。

Notta アプリをダウンロード

アプリストアから「notta」と検索するか、ユーザーマニュアルに付属しているQRコードをスマホカメラで読み込んで Notta アプリをインストールします。

アプリを利用するには登録が必要です。メールアドレスを入力して届いた認証番号とパスワードを設定しましょう。

Google や、Microsoft、Apple アカウントを持っている場合はそちらを利用することができます。

登録完了後、3日間無料でプレミアム会員と同等の機能を利用できます。

左上のアイコンから設定などのメニューを開くことができます。「マイトーク」が録音一覧です。

文字起こし言語を英語に変えたい場合は「設定 > 文字起こし言語」でEnglish を選択しましょう。

距離が離れている対象を録音する場合は Mini設定よりゲインの調整(音の増幅)ができます。

Langogo Miniで音声を録音してみる

アプリの準備ができたら、Langogo Mini をスマホに接続しましょう。

初回接続時に、マイクの仕様を許可するか確認されるので OK をタップします。

Langogo Mini は指向性マイクなので、音のする方へマイクを向ける必要があります。

自分から見たらスマホが逆向きになりますが、マイクを対象の正面に向けましょう。

録音を開始すると書き起こし中の文章の向きを自動で反転してくれます。

読み上げソフトの音声を録音

ブラウザの読み上げ機能を使って Notta アプリで録音してみました。

第一生命保険は１７日、全国の小学生、中学生、高校生を対象にした、大人になったらなりたい職業のアンケート結果を発表した。男子では、小学生、中学生、高校生のいずれも「会社員」が１位で、女子でも中学生と高校生で１位だった。

　小学生男子の２位は「ユーチューバー・動画投稿者」、中学生と高校生男子の２位は「ＩＴエンジニア・プログラマー」だった。一方、小学生女子の１位は「パティシエ」、中学生と高校生の３位が「看護師」だった。

　調査は２０２０年１２月に、小学３年生～高校生３０００人を対象にインターネットで実施した。

　小学生の男子で「会社員」がトップとなったことについて、同社では「コロナ禍でリモートワークの導入が進む中、自宅で仕事をするお父さん・お母さんの姿を目の当たりにし、会社員という職業を身近に感じた子どもが多かったのかもしれません」と分析している。

引用：読売新聞

録音中はリアルタイムに書き起こしが行われます。

一定の文章ごとに区切られるので非常に見やすく、管理しやすいです。

今回は録音する音声が機械音声のため人間のイントネーションとは異なっていますが、まずまずの認識精度だと思います。

「スマート校正」をタップすることでさらに精度の高い文章校正を自動でしてくれます。

書き起こした文章にマーク、画像を追加

文章を長押しすることで、マークをつけることができます。重要な発言などにマークをつけることで確認作業がしやすくなると思います。

文章を他言語に翻訳

書き起こした文章をほかの言語に翻訳することも出来ます。日本語からほかの言語だけでなく、英語から日本語へも可能です。

ただし翻訳の精度は書き起こした文章の精度に依存するので、翻訳前に確認したほうがよさそうです。

以下の画像では特に校正なしで翻訳しているので変なところもあります。

動画で書き起こしの様子をチェック

パソコンのスピーカーから読みあげた音声を Langogo Mini と Notta で書き起こしをしています。

Langogo とスピーカーの距離は50cmほどです。

注意点

Notta アプリを開かずに Langogo を繋ぎっぱなしの場合、ホーム画面でNottaアプリを開くかどうかのダイアログが出てきます。

「無視」をタップしてもまた出てくるので、使用しないときは Langogo アプリを閉じましょう。　

他のアプリを開いているときには通知は出ません。

リアルタイム 共有がすごい

Notta アプリで現在録音中の文章をほかの人と共有することが出来ます。

録音を開始後に左下のシェアアイコンをタップすると、URLが表示されるので、会議に出席していないメンバーなどが会議の内容をリアルタイムに知ることができます。

音声はなく文章のみですが書き起こした内容をそのまま共有されます。

ほかのアプリでもマイクが使える

ちなみに これは Just Press Record というアプリです。

手書きノート、PCはもういらない？

スマホ用の高性能マイク Langogo Mini と 自動書き起こしアプリの Notta を使ってみました。

議事録をとる場合は録音するか、PCでカタカタと発言を打ち込むことが多いと思うのですが、Langogo Miniを使うことで圧倒的に効率的に書き起こしができるようになります。

スマホの内蔵マイクも音質は悪くないのですが、Langogo Mini は最大9mまで音を拾うことができる指向性マイクなので距離が離れるほど音質に差が出てきます。内蔵マイクだと声がボソボソしてしまうのに対して、Langogo Mini を使った場合声がくっきり聞こえました。

スマホに取り付けるだけなのでお手軽で、ビジネスシーンから日常のメモまで幅広いシーンで活躍できそうです。スマホケースはつけたままでも大丈夫ですが、接続端子側の厚みがあると外れてしまう可能性があります。

無料版は月120分までとなっていますが、もしこれで足りない場合は上位プランにアップグレードするとよいでしょう。

ちなみにクラウドはAmazon S3を利用しているようでセキュリティ面も問題ありません。

もちろん英語の書き起こしもできるので、英会話の練習や言語の習得に活躍すると思います。

音声認識の精度がぐんぐん上昇していることを改めて感じさせられました。

5/17までクラウドファンディング中なのでチェックしてみましょう。