生ゴミを手軽に処理できる SUNEFUN を使ってみた
野菜ゴミが多いからなんとかしたいなぁ…
私の実家では農業をやっていて、その際に多くの廃棄野菜が発生します。
当然食卓にも野菜がたくさん出るのですが、どうしても食べきれないものだったり傷んでしまう野菜も出てきます。
そういった場合生ゴミとして処分するのが当たり前だったのですが、少しでも生ゴミをなにかの役に立てられないかと思っていたところ家庭で使える生ゴミ処理機というものを知りました。
クラウドファンディングサイト Makuake で クラファン中の生ゴミ処理機 「SUNEFUN 」を使って生ゴミの堆肥化に挑戦してみました。
\ 生ゴミを手軽に堆肥化 /
- クラウドファンディング
MebiAs様より製品の提供を頂いています。
SUNEFUN はボタン一つで堆肥化できる
SUNEFUN は 家庭で使える生ごみ処理機です。
生ゴミは家庭から出るおよそ50%を占めると言われています。生ごみ処理機を使うことで粉砕、乾燥して大幅にゴミの量を減らすことができます。
- 最大ゴミ容積を90%減らせる
- ボタン1つで使える
- 有機堆肥化
- 脱臭効果アリ
- 手入れがラク
- ゴミを粉砕、乾燥
3枚のブレード(羽根)がグルグル回る構造になっていて、ゴミが粉砕される仕組みです。
そして、細かくした生ゴミを加熱して水分を蒸発させることで、容量が9割近く小さくなります。
ブレードは鋭利ではないので洗浄するときに触っても大丈夫だよ。
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スペック
処理方式 | 乾燥式 |
脱臭方式 | 活性炭フィルター |
最大処理容量 | 3リットル |
消費電力 | 1500W |
処理時間 | 3〜5時間 |
サイズ | 横380 x 奥行280 x 高さ310mm |
SUNEFUN 外観
処理容器の底には羽根(ブレード)が3枚あり、これが回転することで生ゴミを小さく粉砕してくれます。
ペレット状の活性炭が生ゴミから出るニオイへの消臭効果があります。
側面に排気穴が開いています。
フタは乗せるだけの仕様です。
処理ができるモノ
- フルーツ、野菜
- 残飯
- 肉
- バイオプラスチック
- 小さな骨 (魚、鶏)
- 自然に還る生ゴミ
注意するモノ
- 水分が多いもの
- ご飯、餅などデンプンが多く粘り気が出るもの
水分はできるだけ切ったほうが処理時間が短くなるよ。
処理ができないモノ
- 大きな骨
- 貝殻
- タバコの吸い殻
- 割り箸、つまようじ
- 医薬品
- とうもろこしの芯や高繊維質のもの
- 紙や布
- ガラス、金属
粉砕できないような固いもの、大きいものは入れないように気をつけよう。キャベツの芯程度の硬さがギリギリかも。
実際に生ゴミを処理してみよう
SUNEFUNの操作
コンセントに電源ケーブルを繋ぐとウェイクアップ(スタンバイ)モードとなり緑のランプが点灯します。
生ゴミを投入してボタンを押すと処理が開始され青いランプが点灯します。これで粉砕から乾燥まで自動で処理してくれます。
途中で止めたい場合は、ボタンを押してフタを開けることができます。間違って処理中にフタを開けた場合は自動停止するので安心です。
モードは他にもあるけど、基本的にコンセントを挿してボタンを一回押すだけでOK!
処理後はゴミは1/10以下になります。このゴミを捨てずに追加で生ゴミを投入することもできますよ。
生ゴミを処理
今回処理するのは以下の生ゴミで、だいたい1.5リットル分くらいです。
- ご飯
- 野菜
- タマゴのから
- 魚の切れ端、骨
- コーヒーかすなど
リアルな生ゴミなのでモザイクをかけています。画像を見たくない方はそのままスクロールしてください。
タップでモザイクが外れます
3時間くらいで処理を止めて中を開けてみましたが、ドロドロしていてまだ乾燥していませんでした。
追加で6時間くらい処理を続け、乾燥までだいたい9時間くらいかかりました。処理時間は水分量によって大きく変わってきそうです。
9時間処理した生ゴミ
処理前はほとんどニオイは感じませんでしたが、乾燥が進むにつれて干物のようなニオイが強く出てきました。
処理後にフタを開けるとムワッと香ばしいニオイがしました。
フタを閉じていればそこまでニオイはしないのですが、同じ部屋にはあまりいたくないかなと思います。
魚を処理したのでそのニオイが結構強く出たのでしょう。次は野菜だけで試してみます。
野菜だけで処理
少し傷んだ白菜だけ処理してみました。
処理中は水分がたっぷり出ていましたが、処理後は繊維質が残ったようです。
今度は、発酵した酸っぱいニオイがしました。誤解を恐れず言うならピクルスを強くしたようなニオイです。
こちらは乾燥までだいたい6時間で完了しました。
処理した生ゴミを畑に
処理したゴミをそのまま畑やプランターに撒くか、ビニール袋などに移し替えてから撒くとよいかもしれないですね。
タップでモザイク外れます。
見た目が土と同化するくらいで、土と混ぜるとほとんど分からなくなりました。よい肥料になりそうです。
使用上の注意点
- 汁気を切ってから投入する
- なるべく小さく短くする
- 固いものは入れない
- 処理できないものを入れない
SUNEFUN はボタンを押すだけなので以上の点を抑えておけば、手軽に生ゴミを処理できました。
処理時間が長くなるので水分はできるだけ切ろう!
本体のブレードで潰しきれないものやデンプン質のものが固まって処理が自動停止してしまうことがあるので、その場合は取り除くかかき混ぜるなどの追加処理をしましょう。
ご飯だけで処理をしたところ、かたまりになってしまい詰まって処理が停止してしまいました。でんぷん質の多いご飯だけでなくほかの生ゴミと一緒に処理するようにするとうまくいきます。
自治体によっては購入助成金もあり
住んでいる自治体によっては生ゴミ処理機購入にあたって助成金が出ます。
こちらから住んでいる自治体をチェック
これは東京都の例ですが、購入の際には自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。
購入金額の2分の1~3分の1以内、限度額を2万円~3万円まで としている自治体が多いです。
気になる点をチェック
電気代はいくら?
少量なら3時間、量がある場合や水分が多い場合は処理に6〜9時間くらいかかりました。
結論:1回の処理(6時間)あたり10〜20円ほどです。
稼働中は60〜70Wくらいで推移していました。
単純計算で 65W x 6時間 = 390Wh
1kwhあたり25円とすると390Wh は約9.75円です。
毎日処理したとしてだいたい月300〜500円くらいになりそう。
ニオイはどう?
処理する生ゴミによって変わります。
野菜ならそれほど臭わないのですが、魚や肉などは干物のような強いニオイが出やすいです。
空気の流れを考慮して、居住スペース以外のところで処理すればそこまで気にならないかなと思いました。
騒音は出る?
同じ部屋にいれば音がしてるなという感じで、テレビをつけていれば気にならないレベルです。
SUNEFUNのすぐ上で計測したところ、約53デシベルでした。
50デシベルは小さなささやき声くらいらしいので数m離れたところでは問題にならないと思います。同じ部屋内だと40デシベル前後でした。
ゴミを粉砕する音も特に大きくないよ。
処理中の音はこんな感じです。
メンテナンス
処理容器は丸洗いすることができ、食洗機の使用も可能です。
乾燥したゴミがブレードに固着しやすいですが、水に浸した後タワシなどでこすれば取れやすくなります。
市販の活性炭が使える
1年に1回、炭を交換することで脱臭効果を維持できますよ。市販品であればそれほど価格も高くありません。
まとめ
- ボタンひとつで処理ができる
- 生ゴミを堆肥化
- 寝ている間にできる
- 1回の電気代10〜20円
- たまに詰まって自動停止してしまう
- フタが外れやすい
SUNEFUN の生ゴミ処理機を使ってみたところ、手軽にいや〜な生ゴミを処理することができました。
自宅では野菜の生ゴミが出やすいのですが、毎日処理容器に入れてボタンを押すだけなのでラクです。
処理機のフタはパカパカして外れやすいので、密閉性を高める上でもロックできる機構みないなのがあればよかったなと思います。とはいえ特にフタからニオイが漏れているわけではないですよ。
処理するゴミによってはブレードが回らなくなって自動停止してしまうことがあります。これは使っているうちに「あ、これはダメだな」と分かるようになりますが、基本的には固いものは避けたほうがよいと思います。
おそらくこの製品に限らず投入前の下処理(細かくしておく、水分を取るなど)が重要です。
処理中のドロドロになった生ゴミから邪魔なものを取り除くのはちょっとウッとなってしまいますからね。
生ゴミ処理の電気代も3時間でだいたい5円くらいなので思いのほか安いなと思いました。毎日やっても500円しないくらいなので家計を圧迫するほどではなさそうです。
我が家にはディスポーザーがないので生ゴミを捨てるのが億劫でしたが、これからはSUNEFUNで堆肥化して役立てることができます。夏場は一晩生ゴミを放置すると虫が湧いてしまうので特に重宝しそうですね。
\ 生ゴミを手軽に堆肥化 /
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参考サイト
日本電気工業会 [https://www.jema-net.or.jp]